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デパスの効果・副作用

有名な抗不安薬

不安を感じている女性

入眠障害などの不眠症を治療したいと思った時に利用することによって、非常に効果的に不眠症を治療できる医薬品に「睡眠薬」というものがありますが、実は睡眠薬の中には「抗不安薬」として利用されているものがあります。

この抗不安薬というのは、服用することによって脳に作用し、不安や緊張を緩和し、脳をリラックスした状態にすることが出来ます。

その為、この抗不安薬は不安神経症やパニック障害、うつ病などの治療の際に利用されています。

そして、この抗不安薬として利用されている医薬品の中で、睡眠薬と同じように利用されている物に「デパス」という医薬品があります。

このデパスは「ベンゾジアゼピン系」と呼ばれる医薬品で、非常に強力な抗不安作用があるので、先述のように不安神経症やパニック障害、うつ病など、様々な精神的なものが原因で発症する病気の症状の治療に利用されていました。しかし、催眠効果と呼ばれる「眠くなる作用」が含まれているため、不眠症などの症状を治療する際にも利用されているのです。

GABAの働きを強める

デパス

デパスを始め、睡眠薬の多くは「ベンゾジアゼピン系」のものと「非ベンゾジアゼピン系」と呼ばれる、二種類のものが大半を占めていますが、デパスはこの中でも前者である「ベンゾジアゼピン系」の医薬品です。

この薬というのは、脳内に存在している「ベンゾジアゼピン受容体」と呼ばれる部位に作用し、GABAと言うものの働きを強くし、更に脳の働きを抑制します。

GABAというのは「神経伝達物質」という名称で呼ばれる事もありますが、この物質の働きを強め、GABA受容体と呼ばれる部位に接触しやすい状態を作り出します。

そうすることによって脳内でGABAが作用し、脳の活動を徐々に抑えていき、眠る直前の「頭がボーっとしている」という状態を作り出し、眠りに入ることが出来るのです。

また、デパスは服用後3時間ほどで血中の薬品濃度がピークまで達し、その後じわじわと薬品濃度が減少していき、6時間ほどで半分になる「半減期」を迎えます。

その為、デパスは全体を通して「9時間」程効果がある「短時間型睡眠薬」と呼ばれる種類の睡眠薬になるのです。

なので、デパスを飲んでから眠ることによって、ちょうど私達人間の平均睡眠時間である6~9時間ほどの睡眠時間ゆっくりと眠りにつくことが出来るのです。

依存に注意

デパスを服用する女性

デパスを服用する際には服用量等に注意しないといけません。

デパスを睡眠薬と同じように服用する場合、1日1回眠る直前に「1mg~3mg錠」を服用しましょう。

そうすることによって、服用後30分程で徐々にデパスが作用し始め、その後3時間ほどで効果が体中にいきわたるようになるでしょう。

また、デパスを服用する際に「服用量等に注意する必要がある」といったのには理由があります。

それは「ベンゾジアゼピン系の医薬品には強い依存性がある」という理由からです。

依存というのは「その薬がなければダメだ」と体や脳が思い込んでしまう作用のことで、この作用自体は睡眠薬などの医薬品以外のものでも存在しているのですが、ベンゾジアゼピン系の医薬品というのはその依存性が非常に強く、デパスはその中でも特に依存性が強い、ということで知られています。

一度依存の状態になってしまった場合、不眠症の治療を行った後に服用をやめていく「減薬」という期間に体内の薬品濃度が低下することによって、徐々に体調が悪化する、妄想や幻覚などが現れる「離脱症状」というものが現れる可能性があります。

そうなってしまうと、減薬の期間を非常に長期化させていく必要が出てきてしまうのです。

なので、もしデパスを服用して不眠症の治療を行うのであれば、まずは「服用量に気をつける」というのを忘れないようにしましょう。

病院で処方してもらおう

デパスを処方する医者

デパスは非常に強力な抗不安薬であり、不眠症治療に利用される睡眠薬でもあります。

その為、多くの人がこの薬を利用して不眠症の治療を行いたいと思っていますが、実はこのデパスというのは、病院で処方してもらう以外の方法で手に入れる事が出来ません。

その理由として、デパスに含まれる「エチゾラム」と呼ばれる成分が「麻薬、麻薬原料植物、向精神薬及び麻薬向精神薬原料を指定する政令」という物によって、第三種向精神薬という扱いを受けたからです。

その為、もし個人輸入などでデパスを海外から購入してしまった場合、薬事法などの様々な法律によって罰金刑を課せられてしまったり、最悪の場合懲役刑を課されることがあるのです。

なので、もしデパスを使用して不眠症の治療を行いたいと思っているのであれば、きちんと病院に行って専門医の診察を受け、その上で処方を行ってもらうようにしましょう。

また、病院で処方されたデパスを自分の営利目的で販売を行ったり、そうではなくとも誰かに譲ってしまった場合も、同じように罰則を受けることになります。

なので、病院から処方してもらったものは誰かに売る、譲る、ということはしないで、きちんと自分で使い切るようにしましょう。